下っ腹が出てしまった原因で多いのは、「下腹部の筋力低下」とそれによる「内臓の下垂」です。
つまり、お腹周りの筋力が衰えてしまった結果、腹圧で内臓を支えることができず、下がってきてしまっている状態です。
必要なのはお腹周りの筋肉を鍛えることで内臓を正しい位置でキープすることにつながります。

中年太りのぽっこりお腹の原因のひとつとして、基礎代謝の低下です。
基礎代謝とは、何もしていなくても消費できる
エネルギーのことです。これが低下することによって、だんだんと脂肪が燃焼しにくくなってしまいます。
 
若いころは筋肉量もそこそこあるため、基礎代謝も高く、少し動いただけでもエネルギーを消費できていましたが年齢とともに筋肉量が少なくなると基礎代謝も下がり、太ってしまいます。

運動不足も中年太りの原因です。
若いころより運動量が足りていないというのは、中年太りの大きな原因です。
運動量が少ないのに食べる量や飲む量は増えてしまい、さらに基礎代謝が低下しているため脂肪燃焼効率も悪くなり結果、中年太りが加速する原因となります。

脂肪燃焼には有酸素運動が効率的と言われていますが、下腹部には骨がないため内臓を守るクッションとなる脂肪が付きやすいため落ちづらいのです。
有酸素運動だけで脂肪を落とそうとして、ひたすら運動を続けていると、体の筋肉を分解し、エネルギーとして使われてしまいます。
結果、基礎代謝が下がってしまうこともあり、体の脂肪燃焼効率が悪くなってしまうのです。

腹筋トレーニングをすればお腹が必ずへこむとは限りません。
腹筋トレーニングでも正面・上部・下部・側部・内側と部分ごとに使う筋肉は異なります。
ぽっこりお腹を引き締めるための筋トレは、骨盤の傾きや体の歪みを正して保ってくれる筋肉を鍛えることが必要です。

ぽっこりお腹ダイエットの定番トレーニング「ブレーシング」
器具も必要なく、場所も選ばず取り組めるのが魅力。
主に腹横筋を鍛えられます。

[ブレーシングのやり方]
お腹に空気をため込むイメージで息を大きく吸います。
膨らませたお腹が凹まないように、息を吐きだします。

下腹部の脂肪は簡単には落とせません。
下腹部に効果的なのが「負荷ありレッグレイズ」。
ぽっこりお腹に効果的なお腹痩せトレーニングです。

※負荷なしレッグレイズは効果的ではありませんのでご注意下さい。

姿勢が良くなると、お腹周りだけでなく、全体のシルエットが良くなり、スタイルアップにも繋がります。

腹筋は歩く・座る・立つなど、様々な動作に連動しています。
腹筋が鍛えられると、基本動作がスムーズになり、疲れにくい体になります。

内臓脂肪の蓄積は、肥満はもちろん、糖尿や血圧が高くなります。
お腹周りの脂肪を無くし、生活習慣病のリスクを減少させましょう。

お腹周りの無駄な脂肪が消えると、隠れていた腹筋が浮かび上がります。
しっかりとトレーニングを行えば、シックスパックが手に入ります。